意味があるとかないじゃなくて

君のことが好きだってただ言えるのなら単純だけど

日経エンタテインメント 2015.9

なんでも日経エンタがすばらしい!と風の噂で聞き、本屋に行ってまいりました。じゃーん。f:id:yyy76j:20150807011010j:image

 
 
2度目のデビュー、2度目の“平成元年”
 
と題された今回のJUMP特集はまるで大学生の論文かのようにJUMPの活動軌跡を分析されてます…すごい。。
 
デビュー時のコンセプトが「平成の世に、昭和のキラキラしたアイドルを」で、初期シングルの作曲は日本の歌謡曲史に名を連ねる馬飼野康ニさんだったなんて、考えたこともなかったなぁ…なんて思いながら読み進めます。
 
 
Hey!Say!JUMPをひも解く4つのキーワード
  • 王子様系

もちろんデビュー時のコンセプトが"キラキラのアイドルを目指す"というものだったことは冒頭でわかったけど、最近になってそれこそ顕著になってきたように感じます。JUMP自身が「これが持ち味だ!」って推してるんじゃないかと思えるほど思い切りのいい表情しながらやってらっしゃる。

 
  • ジャニーズ最多
いちばん胸アツなのはココ
フォーメーションで見せるシンクロ性が売りのJUMPだけに、テレビで見かけた時は彼らのダンスに要注目だ。山田がセンター固定だと思われがちだが、実は定型はない。
あえて文字にして書くことで、今までのファンも再納得できるし、知ってもらう機会が増えることが嬉しい。
 

 

  • 最若ファン層

これどこ調べなの?と思うような数字が出てるのですが、JUMPのファン層最年少なんだねー。知らなかった。確かに2次元にハマりそうな年頃の子が堕ちる顔してるけどさぁ。

 

 

 

  • 2度目の“平成元年”

ここでも初見情報が!JUMPingCARのジャケ写に「ようこそいらっしゃいませ」だとは……!ガソスタのお兄さん的ジャケットにはそんな意味もあったのですね…!いらっしゃいませ!!

 
PuppyBooやUNIONなんかの古株にとっては新領域になる曲が揃った今回のアルバムは、どんなタイプのリスナーも取りこぼさないよう、楽曲の間口をいつも以上に広げて制作したアルバムは“JUMP入門書”にあたるそうで。今までのアルバムやらシングル出すたびに「新しいJUMPが見せられると思います」的コメントを毎度くれてたJUMPたちが、少々のことでは動じなくなった古株おたくを震撼させるようなアルバム作ってくれたものだから、2度目の平成元年をスタートさせたのがJUMPingCARなのかもしれません。(少なくとも私はそう思っている)
 
 
メンバー紹介

こういう分析系の雑誌の紹介文は本当におもしろい。ドル誌では見られない文体と角度で書かれてるし、なにより言葉のチョイスが斜め上を行ってて斬新。個々の活動を踏まえつつ、性格とか今後の期待とか書かれてて興味深いです。

 
  • 山田涼介
“漫画の世界から抜け出てきたかのような中性的で端正な美貌をもつ”山田涼介。その名もミスターJUMP。演技派で努力家な印象の強いアイドル。アイドルが探偵になり、アイドルが暗殺者になる。卓越した演技力で先輩's売れルート“悪役”をもこなすこの秋は、さらに山田涼介が脱皮して大きくなるんだろうなぁと期待。あれ、なんか雑誌の紹介文みたいになってきた。要は絶対エース・山田涼介に絶大な信頼を置いてる感じを漂わせるのは誰も同じのようです。はい。
 
  • 中島裕翔
メンバーからはオタクと恐れられている?そうなの?笑
ジャニーズと気付かれなかった最初のうちの戸惑いは、Jr.時代からトップでマイクを握り続けていた裕翔くんだからこその誇りが根底にあって、それが顔を出していたうちの反応なのだろう。世を知ることで“大きな少年”になったゆうとくん、誕生日おめでとう!22歳の誕生日に書いております。。良い1年を!
 
  • 知念侑李
セブンのブレイン的存在の知念くん。でも“メンバーの自己主張が行きすぎた時はやんわり軌道修正できる知能派”なんてところは新発見だし、“ハマったら抜け出せない深みを持つ人”にはいろんな意味がこめられてそうですね。。
 
褒めてるのか貶してるのかちょっとよくわかんない紹介文を書かれてる圭人だけど、それも込みでこの人のキャラなのかなぁ。“薄口オーガニックな顔立ち”、“「熱心なマネージャーか」とツッコみたくなるほど”、“猛禽系女子たちからイビられる役どころにぴったり”。
ファンからはゴリラとイビられる系男子の圭人は、時として清涼剤になるのですね。初めて知った。そうなのか。
 
  • 有岡大貴
ファンの間では周知の事実だと思われてる、ここ最近の大ちゃんの役回りがすごく的確に書かれてます。我らは当たり前じゃんと思ってしまいがちだけど、こうやって言葉にしていただくことでファン枠の外の人たちにもそれが浸透し始めてるのがわかっていい。潤滑油を経て、“かわいい息子枠”に成長、対外的なキーマンとも呼ばれてしまう大ちゃんの魅力とは。計り知れないものなり。
 
やはり金八先生強し。といったところでしょうか。世間様的にはそのイメージはかなり大きいみたいですね。今思えば薬中の役と演技はあの年齢にしては強烈なインパクトだったのかなぁ。それ以降はなんだか既知情報が並べられてて、あれ?ってなったけど、ここはポジティブにいこう。ひかるくんはまだまだ未知数だということです。以上。
 
“ワイルドでアウトローな役ができる存在として実績を作りながら、シャイな性格がバラエティで見せられれば、ギャップ萌えで大きく開花する可能性大。
俺らは見つけたよ?だからお前らも気づけよ?高木雄也ってカワイイんだぞ?的な助言でしょうか。のびしろというやつ。
 
  • 伊野尾慧
ミステリアスな理系ジャニーズ
“おねむ男子”でいよいよブレイクへ
なんて高まるサブタイトルなんでしょう…!こんなドキドキする見出しあります?ないよね!日経エンタ様も世間に警告してくれてるよ。
イノオケイに気をつけろ!ってさ〜。ニヤニヤ。
 
  • 薮宏太
またしても岡田くんエピ登場。すげーな。
あと大学生なこと忘れてた。
ジャニーズの王道を歩んできたやぶくん、メンバーが大人になるに連れてどんな役回りになっていくのか楽しみです。
 
 
座談会① 〜7〜

やぶひかやまで『メンバーを今後どうしていくか計画』

これ、わざわざ言うことじゃないとおもうんだけどさ。でも敢えて口にしてる、できてるってことはそれだけそれぞれがそれぞれの荷物を平等に持てるようになってきてるのかなぁ。ちょっと時差あるけど、8/22のサタジャニでもやまだが言ってたやつ。そういう話の場があったとしても、違う場所で周知できるのはいいことだな。
 
『smart』も、タイトル通り、かっこいいおしゃれな曲調が多かったんだけど、ちょっと玄人向けすぎた。
古株ファンと新参者に板挟みにされるJUMPちゃんの悩み其の一。たしかに今が新規ファン獲得のチャンスかもしれないね。古株は良さを知ってるから待てるし。万人ウケなんて無理な話だから、どっちかに振り切るしかないよね。だからというか、今回のツアーの7コーナーはかなり胸アツだったなー。知らない子増えてきてるんじゃない?あの曲。からの『ただ前へ』は泣くしかない。蘇るものと思うことが多すぎた…。ここでこんなこと言ってる7が、自分たちのコーナーであの選曲をしてきた理由が知りたい。
 
 
座談会②〜BEST〜

オレと薮が上の人から呼び出されることは多かったね。「薮、光、来い!」って、全部オレらが怒られて。

よく聞く話ではあるけれど、“普段は絶対怒られない2人”だからこそ、「見せしめとして代表して怒られるやぶひか」があった時期を経て、MCがうまく回せない時代を経て。JUMP全体に漂う平和で穏やかな空気感は、この兄貴たちの包容力とピュアさのバランスによるところが大きいという言葉につながるのだろうなと思う。まぁ、「誰かが話してる最中に、他のメンバーがカメラに向かってふざけてお客さんの歓声が上がって話が途切れちゃう」MCあるあるは今でもたまにあるけどね。笑
 
それよりまずJUMPを浸透させなきゃいけないから、何かやるとしたらその後かな。
やっぱり今は知名度の獲得が最優先のようです。それから、7なりBESTを外に売り出して、いずれはBESTコン!が目標。BEST兄さんたちの対談を読んで思うことは、方向性が定まって同じものが見据えられてる集団は強く美しい、ということです。
 
 
座談会③〜Hey!Say!JUMP〜

普通はデビューが始まりなんですけど、僕らはデビュー時点で始まりにも立ててなかった気がして。

たしかにテレビ全然出てねぇなぁって思うときもあったね。デビュー組で日曜日がOFFというありえない状態があったのはたぶん毎シーズンコンサートやってた時かなぁ。ただ、それだけでは世間に認知されない。テレビに出なきゃならない。それを知ってからのJUMP快進撃はめざましいものだったんじゃないでしょうか。箱庭温室育ちのJUMPくんが、いろんなもの詰め込まれて我慢する花火が開くのに合わせるかのように、暇な時間を使っていろんなことを蓄え待機していた。まず第一段階、それが開くのが2015年、今年です。24時間テレビも控えた今年は、誰が見ても躍進の年になる。
 
なんだかんだでもう8年、嵐が売れまくった10周年まであと2年。まだまだ火薬詰め込んででっかい花火が打ち上げられる準備してる予感がしますね。
 
追いかけててこんな楽しいグループある?Hey!Say!JUMPはそんな楽しい!を彼らの成長と一緒に一歩ずつ見せてくれるグループです!